オダギリジョ-主演
昨夜、「エルネスト」という映画のDVDを見ました。
昨秋公開され、映画館に足を運ぶ事が出来ず気になっていた作品です。
チェ・ゲバラという名前は日本でも良く知られています。
1959年キュ-バ革命をカストロと共に成し遂げた英雄として、これからも忘れ去られる事は無いと思います。何故なら、カストロはキュ-バ国の議長という地位を2016年に亡くなるまで務めましたが、ゲバラは革命後、軍事政権下のボリビアにゲリラ戦士として赴き1967年に惨殺され39才の生涯を終えました。
この映画の主人公 オダギリジョ-が演じる青年はボリビアに住む日本人の父とボリビア人の母との間に生まれ、キュ-バのハバナ大学で医師を目指していた青年です。
祖国ボリビアの内戦に心を痛め、同じ医師出身のゲバラの志に共鳴してゲリラ戦士となりました。
120分の映像は、観る側に人為的に作られた映像では無く、リアルタイムに自分がその場にいるような錯覚さえ覚える程に自然に時間が流れているように思えました。
それは、ひとえにオダギリジョ-の流麗なスペイン語、そして現地の人々と風景の中に溶け込んでいる姿で終始演じ切っていたからではないでしょうか。
当時の日本は戦後の復興から謂わば いけいけ の発展を続けていた最中です。
2018年の現在も世界のあちこちでゲバラやフレディ・前村・ウルタ-ドのような青年が戦い、短い生涯を閉じているのでしょう。
ありがたくも平和で安穏な生活を送る私は、一日一日を大切に そして出来得る限りアグレッシブに生きてゆこうと思っています。
題名のエルネストとは彼に付けられたゲリラ戦士同志の中で呼ばれた名前です。