ボロから作ったジャケット
先日のブログで紹介したジャケットです。
デジカメでは藍の色が上手く出ません。
前身頃はボロの たつけ という股引きのようなズボンから出来ています。
袖と後ろ身頃は同じ時代の藍染め布を使いました。昨年12月28日のブログにボロの布の画像を載せています。
先日、知人にお見せしたら「どんな人が着るんやろ?着ている内に又破れたらどうなるの!」とのご意見でした。
そうですね。このようなジャケットを粋に着こなせる洒脱な方が、おられると良いのですが・・
破れて補修された箇所は、一針一針藍染めの糸で返し縫いをしています。後々もし新たな破れが生じた場合は、もはやア-トとしてそのままお召しになって頂たいと、切に願うばかりでございます。
布団皮からつくったコ-ト
やはりデジカメでは上手く色調が出ませんが、
元はグリ-ンの布でした。長い歳月を重ねる中、ほとんどの色が退色して薄茶色また一部は薄黄色の雅味のある紋様のようになりました。
上袖は退色しながらも本来の色を感じさせる部分を使用しています。
本水牛のボタンもアクセントになりまして、納得出来る一枚が完成致しました。
金髪の男性がお召しになると素敵では・・・と想像するのも楽しい事でございます。