アンティ-クフェアを終えて

6月末の三日間、京都伏見のパルスプラザにて行われた 京都アンティ-クフェアに初出店致しました。

今まではギャラリ-等での展示会が主でした。年3回定期的に開かれる京都アン....へは、毎回欠かさず訪れていました。着物や古布のお店も多く、また西洋アンティ-ク等のお店に立ち寄る楽しみもありました。

今回 初めて買う側から皆様に作品を、お見せして買って頂く側と立場が逆転した事に新鮮さを感じながら、ワクワク感満載!

そして、出店した2階のフロアブ-スの向い三軒、両隣の業者の皆様は、新参者の私を温かく迎え入れて下さいました。大方の皆様は長年に渡り同じブ-スに出店されていますので、和気あいあいとした、微笑ましい談笑が絶えません。

そんな中、異色ともいえるPXGXFのメンズを中心とした洋服に温かい賛辞を頂きました。

また、古布がお好きな女性のお客様にも高評価を頂く事が出来ました。

古参の出店者様からは、ビギナ-ズラックというのは、ここでは通用しない。皆様に知って頂くには2年は辛抱せなあかんよ。(ご自分達も同様だった!と述懐されていました)

古布を扱うお店の御主人は親身になって、聡してくださいました。

今や、その方のお店には海外からのバイヤ-も訪れ沢山の布を買って下さるとの事です。(金額を聞いてビックリ・・・)

そして、皆様の経歴も多種多様でした。初めから、このお仕事をされている方は本当に少ないみたいです。

老練のおじ様・おば様方に囲まれ「貴女はまだ若い、これからですよ」とエールを送って頂き幕を閉じた三日間でした。

私も世間でいうところでは十分、熟年齢なのですが、生涯青春の心意気で頑張っていきます。

初日は、相も変わらず、いつもの習性で古布を買いに走りました。

約250年位前の、寛政五年六月吉日と墨書きされた古麻の大きな布をゲット。そして次の店にダッシュ!自分が出店している事も忘れて~、またまた古-い、小ぶりの木綿旗、渦巻く水飛沫を、もろともしないで登ってゆく雲龍が墨で描かれています。2種類の古布をコラボした、バサ-ッとしたロングコ-トの映像が鮮やかに浮かび上がる・・・

正に至福の一瞬を味わいつつ、出店ブ-スに戻りました。

勿論、既にデザイン指示書を添えて、縫製に出したところです。出来上がりが楽しみな此の頃でございます。